第2回観光ガイド・コラム~城下町そぞろ歩きの旅~

新発田のパワ-スポット新発田城の本丸表門、ご存知の方も多いと思うがこれは国の重要文化財に指定されていて大切な江戸時代の建物である。本丸を囲む堀が現存し屏風折りの石垣が350メ-トルに渡り美しい風情をなしている、旅人には絵画の世界の中にいる気分に浸るのではないかと思われる、江戸時代から明治に変わっても戊辰戦争の影響も無く、又第二次世界大戦においても軍隊が駐屯している都市であるにも関わらず無傷のまま残っている。

城から街の中に入ると新発田川が流れていてこの川は江戸時代山から薪を筏で運んだと言う生活に大事な川で藩主が城の堀に水を引き入れた事に合わせて作らせたと言う、川辺には川戸などが現存し一昔前の人々の生活の匂いが残っていて散策には絶好の景観である、川に沿って進むと寺町の真裏に出る、墓地が見えるその中に藩主の父上の墓石と言われる火焔式の見事な墓がありつい手を合わせたくなる気持ちになる。

寺町通りは整備され「歴史散策の道」と呼ばれている、道幅は広く当時のままの姿でこの広さは戦場として使う為で有ったと聞く、藩主の菩提寺もあり見所の一つである、この道の奥に藩主の下屋敷があり「清水園」と呼ばれこの庭園が国の名勝指定を受けていて素晴らしい眺めである。

このまちは茶道が盛んで流儀は「石州流」と言い武家の作法だそうである、茶の湯の会が時々において行はれそこには和菓子が必ず出されたもので今では新発田の特産品の一つである、和菓子店も沢山あり和菓子味巡りも楽しいコ-スだ、城下町の曲がりくねった路をゆったりと散策するには新発田は又と無い素晴らしい「まち」である、是非一度ごゆくりとお出で下さい、お待ち致して居ります。

ご案内は「新発田市観光ガイドボランティア協会員」が担当致しております。

TEL 0254-22-3101

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