市島邸
市島家は丹波に発する家系であり、慶長3年(1598年)、溝口候の新発田移封に伴い、移封に伴い、加賀大聖寺より随従して以来、次第に栄華を極めた。宗家は居を五十公野(現新発田市)、水原と移すが、水原時代は福島潟の干拓を中心に蒲原平野の開発に努め、ついには北越有数の1,000町歩余りを有する大地主、豪農となった。
その後、戊辰の役に水原の邸宅は兵火により焼失したため、十世七代徳次郎(静月)は、現在の地に新たな市島家本邸を造営した。
建物は、明治初期の代表的住宅建築として簡素優雅の作風を示し、これを囲む回遊式の庭園は、自然の風致に富み、広い池を取り巻く樹木はそれぞれの四季を映している。
昭和37年(1962年)3月、市島邸の十二棟一構が新潟県文化財に指定された。
月あかりの庭
回遊式の庭園に色とりどりの行灯(あんどん)が50本並ぶ姿は圧巻。
和柄の行灯はデザインが数種類あり、月岡温泉のキャラクター「ゆらり」ちゃんも描かれています。
日中でも散策できますが、点灯後の夜がオススメです。
月岡カリオンパーク
月岡温泉街から歩いて10分。カリオンタワーをシンボルとした多目的な緑地公園です。「見る。聞く。体験する。」をテーマにした楽しさ満載のレクリエーション・パークでもあります。
園内には、カリオン文化館、おやすみ処(食堂、休憩所)、手造りガラス館びいどろ等の施設もあります。
刀剣伝承館・天田昭次記念館
赤い煉瓦の館「刀剣伝承館・天田昭次記念館」(旧カリオン文化館)は、月岡温泉街からほど近い、広大な丘陵地にひろがる月岡カリオンパーク内にあります。人間国宝・天田昭次氏の銘刀などを展示した刀剣伝承館です。 数種類の刀剣と、その製作の工程を知ることができます。